今回は、
「VMware製品の基本中の基本、、、vSphereの機能について」
というタイトルでお送りします。
ポイントとしては、移行と、vMotionと、HAの話です。
自分が所属するグループの新人には、私が昔よく説明をしていた話でもあります。
うーん、社内の技術者???(敢えて3個ほど付けました笑)・・・
への愚痴も含んでの話になりますが、、、
エンジニアがちゃんと整理できてなくて話をされたがために混同させられてしまったエンドユーザ様もいるかと思い、そんなユーザさまのために敢えて書いておきます。
(↑この発言は夜道に気を付けないといけないパターンです(笑 )
よくあるパターン
・vMotionとHAを混同している
・vMotionと「VMの移行」を混同している
上記は本当に「よくあるパターン」だと思います。
そもそも、vMotionとは、、、、、、
『仮想マシンのライブ マイグレーション
vSphere vMotion
vSphere vMotion を使用すると、サーバ間でのワークロードのライブ マイグレーションをダウンタイムなしで実行できます。ユーザーはシステムを継続して使用できるため、生産性を維持できます。』
そう、あくまでも『ライブ』マイグレーションなんですよ・・・。
と上記を踏まえて頂き、、、
これもよくある
『ホスト障害が発生した際に何故「vMotion」でマシンを保護できなかったのか?』
という質問に対しては、
vMotionはメモリ状態も移すからダウンタイムほぼゼロでホスト間を移行出来るものなので、
突発的に発生するホスト障害などでメモリ状態を移行できない状況では、vMotionはそもそも使えません。
『vSphere HA』は、突発的な障害などで仮想マシンを『再起動して』保護するものです。(大意)
ものすごく雑な感はありますが、、、
vMotionと、HAの違いは上記がポイントです。
あと一点、付け加えてですが、
VMwareだけではなく、仮想化そもそものポイントである可搬性の特徴でもありますが、物理ホスト間を移行しやすい、、、わけで、
「vMotionを使わなくても」普通に「移行」できます。
もちろんこれは、VMwareではvCenterがいれば、vSphere Client(GUI)でお手軽にできますし、いない場合やvCenter自身をオフラインで移行したいなどのときは、vmdkやvmxなどの必要なファイル(フォルダ)をマルっと移動して、インベントリに登録し直すとかでもいいわけです。
そんなわけで、言葉の定義の解説でした。
ご参考まで。