今回は、
「NSXで組むべきネットワーク構成...??」
というタイトルでお送りします。
前回の投稿では、時間が無かったのでメモ書きとして、
(マニュアルには…絶対に載らない話で、)
この辺こうしたら良いんだろうなーみたいな話を残してましたが、
今回は、その時に組んでみた話で、実際のネットワーク構成について
書いておきます。
個人の見解ではありますが、
ピンポイントで、「こういうことやりたい」ときに
「こういう構成ならできる」という情報って、
すごく役に立つんですよね。
世間では、こういう構成で検証してみました、という話はよく見るのですが、
時間が無いときは、「英和辞書」よりも「和英辞書」的な、
逆引きが出来るようなことがうれしいな。と。
そんなわけで、
・こういうことやりたい:
今回、NSXで「旧Edge Service Gateway(NSX-V)の代わりになるLB」の実装
・やったこと(こういう構成でならできる)
NSXのEdgeにTier1 gatewayを実装して、LBをTier1にサービスとしてホストする
(概念的に?)
この構成を実装するためには、
NSX(NSX-T)のOver-layネットワークを実装する必要があり、
その為には、NSXのEdgeを実装して、
ホストのTEPと通信できるようにしないといけないんですが、
なぜか、EdgeのTEP(overlay用のインタフェース)が
ESXi側のTEPと同一のセグメントでNSXから管理された
ポートグループにいるとトンネルが確立できない※...という
仕様上の問題(バグ??)によって、別セグメントで
構成する必要があります。
※:VMwareでいうクラスタが単一構成だと発生する問題...
とはいえ、日本の企業で管理用の役割だけのホストとして2,3台なんて
構成が組めるユーザなんてほんとに極一部でしょうが・・・。
さておき、NSX-Vのころからのやり方とは、
考え方自体を改めないといけないです。
・Edgeを実装
・Edgeクラスタを実装し、Edgeをメンバにする
・(大規模にしなくて良いなら)T1を作成してサービスIFを作成
・サービスIFにルーティングを設定
・ロードバランサを作成(仮想サーバ、プール、モニタの作成も含む)
(・証明書、SSLの設定)
こんな感じでしょうね。
実際、最小構成・既存ネットワークに極力...
影響・変化を与えずにやるためにはこんな感じです。
TEPが同セグで発生する問題は、前(NSX-T3.x)から聞いてはいたんですが
NSX4.1でもダメっぽいところを見ると、こういう小規模?で発生する問題は
直らない気がしますね。。。
ということで、「既存の環境に影響を与えず」に、
お手軽に別セグにするために構成するお手軽方法!は、
次回、書こうと思います。乞うご期待(?)
今回はここまで。ご参考まで。