Horizon環境で使用するマスタはどうするべきなのか

今回は、

「Horizon環境で使用するマスタはどうするべきなのか」

というタイトルでお送りします。

 

これまた、運用支援している現場で見ている私見に満ちた王道から外れたアウトロー?な話でで以下の2種類について書きます。

  • Horizonのデスクトップ用のマスタ
  • AppVolumesのAppStack作成用のマスタ
    (プロビジョニング用マシンというべきか・・?)

 

  • Horizonのデスクトップ用のマスタ

Horizonのマスターは「ADに参加させる」「ADに参加させない」どちらが良いのか。

正直な話、、、参加させていても普段の運用では問題が出ていません。 

 

マスターがDomainに参加していて困ることといえば、AppVolumesを使っている環境で、クローンしてマスターの数を増やそうとしたときです。

普通にクローンしてSysprep 掛けて別のマスターにするには、
ドメインに参加してるので)ネットワークに接続せずに、
ドメインから離脱→Sysprepを掛けなければいけないですが、
ネットワークから切り離される(AppVolManagerと通信できない)と、
AppVolumesAgentの入ったマシンは起動しなくなってしまうんです。

 

なので、対策としては、、、
1.元のマスターの方もメンテナンスして、
  ドメインから抜けて再参加をやる
  (でないと、セキュアチャネルが破損してどちらにせよドメインに繋がらない。)

2.元マスター側でネットワークを切って
  ドメインから抜けたスナップショットを作り、その状態でクローンする。

と、いうことをやる必要があるかな・・・と考えて、次の作業の計画を立てています。

これは、実際にやる機会があるので、結果は追記するかもしれません。

 

  • AppVolumesのAppStack作成用のマスタ

こちらは、、、

1年くらい前に聞いた話では、まっさらからAgentだけ入れた状態で、AppStackを作成するべきという話だったのですが、どうも最近はユーザが使用するデスクトップ(マスタ)に近い状態で作成することが推奨されているようです。

 

まっさらな状態からやっても必要なものはデスクトップで利用される際にはうまく処理はするんでしょうけど、後者の方がAppStackの仕組みを考えると、確かに素直に動きそうな気はしますね。

 

AppVolumesの方もユーザさんに「推奨方式がどうも変わってきている様で、、、」というのは話しているので、バージョンアップとかのタイミングでちょっと様子は見てみたいと思います。