Workspace ONE Accessの脆弱性。。。再び(二度?)

今回は、

「Workspace ONE Access脆弱性。。。再び(二度?)」

というタイトルでお送りします。

 


今回の話題、、、は、これ6月頭、、(公開自体は5/30?)に公開された

Workspace ONE Access脆弱性です。

www.vmware.com

今回もソースは、VMware社様のSecurity Advisory (VMSA)です。。。

(※CVE-2023-20884)


『いつも見ていて思うのですが、以前書いた通り攻撃方法であったり、
 アクセス可能経路....によって重大度は変わるのですよ

うーん、、、(また、)WS1Accessですよ。。。

 

今回は前回と違って、

前回バージョンアップしたくないの影響が分からないから

メジャーバージョンアップは回避...

したのを今回は、最新の22.09.1.0にバージョンアップした上で

パッチ適用しないといけない様ですね。



今回も自分のユーザ様に関係ある話、、、だったので

脆弱性の情報提供だけでなくて、対応した話まで纏めておきたい、、、

と思い、若干時間が掛かってのお話です。(言い訳(再び...笑 )

 

昨年(2022年の12月)、脆弱性対応のために

パッチ適用の対応を行ったのですが、

masaod94.hatenablog.com

この時は、パッチ適用だけでお茶を濁し対応しました。

 

さて、、今回(CVE-2023-20884)の対応ですが、、、

現在運用していた21.08.01含め、最新版以外のバージョンに

おいてはパッチが提供されず、最新版にアップデートが必須です。

 

通常、WS1Accessは複数台でクラスタを構成していると思いますので、

以下の手順で進める必要があります。

 

(まずはクラスタのバージョンアップ手順)

一台だけをLoad Balancer配下に残し、残したノード一台をバージョンアップします。

その後は、外したノードを1台ずつバージョンアップし、

Load Blancer配下に戻します。

 

その上で、前回と同様にパッチ適用、、、。

一台ずつクラスタから外してあげて、

パッチ適用して組み込む。そして動作確認。

というのを繰り返すだけです。

 


「ということで、

 パッチ適用については、今回全台問題なく「予定通り」完了となりました。」

となるはずでしたが、(↑前回の引用)、、

そもそものバージョンアップ対応時に、

オンラインバージョンアップが失敗してしまい、、、

翌週(6/18)に持ち越しとなってしまったのです...

 

原因としては、Accessのノードに設定されている

プロキシの問題の様なのですが、、、

GUIで設定してCLIで設定値を確認しても設定としては入っている…

という状態で、、、調査に時間を掛けて月末に掛かって

運用影響与えるよりもオフラインアップデートを実施する方向としました。。。

 

※次回はオンラインアップデート、オフラインアップデートのコマンドも含めて書ければ…とは考えています。

 

ご参考まで。